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西田 雄彦; 中原 康明; 筒井 恒夫
JAERI-M 86-116, 65 Pages, 1986/08
加速器による高速陽子がタ-ゲットに打ち込まれた時に起こる反応を、核物理的素過程の面から研究するために、原子核スポレ-ション反応(核内カスケ-ド+粒子蒸発and/or核分裂)シュミレ-ションコ-ドNUCLEUSを開発した。このコ-ドの計算結果は、多重散乱効果の無視できるような薄いタ-ゲットの原子核実験デ-タと直接比較でき、計算モデルの改良やパラメ-タの値の精度向上に資する。予備的な解析として、タ-ゲット核種が天然ウラン、鉛、及び銀で入射陽子のエネルギ-が 0.5,1,2,3,GeVの場合について計算を行なった。原子核スポレ-ション反応の結果、放出される粒子の数や残留生成核分布は、核種によらず 概して2GeV以上で飽和する傾向を示した。また、1次生成物では短寿命核種が多いという結果が得られた。
岩崎 淳一; 市川 博喜; 鶴田 晴通
JAERI-M 84-159, 147 Pages, 1984/09
JRR-3改造計画の一環として、20%濃縮U・Alx燃料を用いた炉心の核設計を行った。本報告書は、その結果に使用した、炉心および反射体内各領域での臨界計算用少数群断面積、炉心軸方向バックリングおよび制御棒境界条件について説明している。
松浦 祥次郎*
JAERI-M 84-138, 246 Pages, 1984/08
昭和58年度における原子炉工学部の研究活動状況をまとめた。原子炉工学部の研究は、多目的高温ガス炉の開発、核融合炉の開発、及び動燃事業団による液体金属高速増殖炉の開発に密接に関連するものが多い。核データと群定数、炉理論とコード開発、積分実験と解析核融合ニュートロニクス、遮断、原子炉計装、炉制御と異常診断、保障措置、及び炉物理に関する研究委員会活動の各分野にわたり当該年度に得た多くの成果を述べる。 炉工年報編集委員会(58年度)松浦祥次郎、中原康明、西村秀夫、大部誠、西田雄彦、秋野藤義、寺田博海、島崎潤也、長谷川明、前川洋、吉原文夫
山野 直樹
JAERI-M 84-053, 301 Pages, 1984/03
遮断安全解析のために作成されたSD1000ライブラリの中性子断面積及び自己遮断係数のグラフが呈示されている。このグラフ集にはエネルギー領域3.5110eV~16.5MeVにおける'HからAmまでの42核種に対する種々の部分断面積が収められている。Bondarenko型の自己遮断係数については各反応毎にBackground断面積30の値を0~10000として与えられている。
田中 俊一; 笹本 宣雄; 岡 芳明*; 川合 将義*; 中沢 正治*; 中村 尚司*; 播磨 良子*; 平山 英夫*; 古田 悠; 三浦 俊正*; et al.
JAERI-M 7843, 219 Pages, 1978/09
本報告は、日本原子力学会「遮蔽設計法」研究専門委員会の遮蔽実験評価ワーキンググループにおいて、作成された遮蔽ベンチマーク問題を原研、遮蔽研究所において編纂したものである。本報告書には、discrete ordinate輸送計算コードとモンテカルロコードの計算手法や計算精度を評価したり、あるいは核定数を評価したりするため、中性子およびガンマ線の各種線源に対する21種類のベンチマーク問題が集録されている。
朝岡 卓見
JAERI-M 7552, 61 Pages, 1978/03
実変数の非線形実関数の連立方程式の1つの解を、推定値から求める数値解法として、準Newtron法と射影法とを概観し、それによる計算プログラムの整備とベンチマーク・テストを実施した。ヤコビアン行列の微分形を与えなくてよいルーチンとしては、PowellのNSO1A、ヤコピアンが疎な系を対象としたReidのNSO3A、及びBrownのNONLINの3つが取り扱われた。これらはいずれも準Newtron法を用いているが、この中ではNONLINが最も安定したアルゴリズムをもっており、計算時間も短くて優れている。ヤコビアンの微分形を与えるルーチンとしては、Boggsのアルゴリズムによる準Newtron法のINTECHと、Georg&Kellerによる射影法のPROJA、及びNSO3Aの1つのオプション、の3つを取り扱った。この結果、射影法はまだ、最適なアルゴリズムを与えるには研究が必要だが、線形変数のみを別個に扱えるINTECHが、この中では一応計算時間の点でも優れていることが示された。
大久保 牧夫; 河原崎 雄紀
JAERI-M 7545, 33 Pages, 1978/02
原研リニアック中性子飛行時間測定装置により、Tb-159の共鳴について実験を行った。2種類の厚さのTb試料について、中性子透過及び捕獲の測定を、47m飛行管にあるLiガラス及びMoxon-Rae検出器を用いて行った。透過率データは面積法により、1.2KeVまで、また捕獲データは、モンテカルロ・プログラム-CAFITにより、2gn、、を得た。大きい共鳴については、スピン決定がなされた。新たに、754eV以上、1192eVまでの50本のレベルを解析して、以下の結果を得た。600eV以下で平均レベル間隔D=4.4=0.4eV、1.2KeVまでのS波強度関数So=(1.550.15)10、また低い25本のレベルについて)。平均捕獲断面積を50eVから30KeVの間で求めた。
田中 俊一; 笹本 宣雄
JAERI-M 7288, 30 Pages, 1977/09
最近、ALAP等の関係で原子炉や加速器、それに、各種の放射線取扱い施設からのスカイシャインによる線量を正しく評価できる方法を確立することが緊急の課題になっている。ここでは、これまで報告されているスカイシャイン実験で、ガンマ線や中性子のスカイシャイン計算コードの計算方法や計算精度の検証に役立つと判断された実験をもとにスカイシャイン計算コード評価のための問題が作成された。本報告書には、核分裂中性子、Coガンマ線、14Me中性子を線源とLたAir-over-Ground二次元形状でのスカイシャイン問題が含まれている。
鶴野 晃; 鈴木 紘; 田畑 俊夫
日本原子力学会誌, 17(10), p.554 - 558, 1975/10
照射後試験法の一つとしての非破壊検査は、試料の内部の状態を正確に把握することを目的とし、あとに続く試験に有益な情報を提供する。X線ラジオグラフを補うものとして中性子ラジオグラフを使用することは早くから注目されていた。その理由は、第1に熱中性子が鉛,ウランなど重金属を容易に透過すること、第2に間接法を用いることにより照射剤試料からの放射線の影響を除去できることである。我々は原子炉を中性子源とする中性子ラジオグラフを実用化することを考え、ホットセルより照射済試料をキャスクにて原子炉まで運搬し撮影することを試みた。JRR-3中性子ラジオグラフ装置の概要と照射済試料の撮影例ならびに露出条件、解像力について一部実験を行なったので、その結果を報告する。
朝岡 卓見
原子力工業, 21(6), p.70 - 74, 1975/06
原子炉理論基礎講座の最終回として、原子炉炉心設計の仕様とか、燃料の経済性についてのデータを与える核計算コードの現状について解説した。まず核断面積計算用として熱中性子散乱核の代表的計算コードを述べ、次いで核断面積より中性子スペクトル計算を通して、熱中性子、あるいは高速中性子郡定数を与えるコードについて説明した。この郡定数を用いて原子炉の静力学的核特性、すなわち運転開始時の核特性が計算され、次いで運転に伴う特性の変動も求められる。又原子炉の安定性、制御性の解析のための動特性計算コードについても概略を述べた。